2025年春に資格を取得し、言語聴覚士として入職。幼い頃から障害のある方の役にたちたいとの思いがあり、資格取得前の時期に放課後等デイサービスでの就労を経験。そこでの経験から、こども達のための言語の訓練がやりたいと思い、言語聴覚士を目指した。
一度は社会人として障害のあるこども達のための施設で働いた経験のあるKさん。そこで得た経験から更にキャリアアップを目指し、言語聴覚士の資格取得のために学びなおし、令和7年に国家資格合格。神谷病院で新たな一歩を踏み出したばかりの時期に、お話を伺いました。
Q: Kさんはご事情があって同期の方々よりも少し遅れて入職されたとのことですが、一斉入職ではないことへの不安はありましたか?
A: 実際に入職する前の不安はありましたが、周りの方が優しくフォローしてくれるので、現在は安心して働けています。
Q:入職式での研修には間に合わなくとも、リハビリテーション部には様々な研修が続きますので、どうぞご安心ください。ちなみに、もう何か研修には参加されましたか?
A: 回復期リハビリテーション病棟担当者の研修に、新人職員として参加することができました。
Q: 新卒として入職してから1か月くらい経ちましたが、すでにリハビリ業務に入っているのでしょうか?
A: はい。今週から一人で患者様を担当しています。
Q: 一人で患者様を担当することについて、不安はないですか?
A:難しいこともありますが、相談しやすい環境で、先輩がアドバイスをくれます。まだ移乗などは難しいので、看護師さんやリハビリ部の先輩に手伝ってもらっています。 先輩もですが、看護師さんや他職種の方たちも本当に優しいです!
Q: 言語聴覚士を目指したきっかけは何ですか?
A:私は小さいときから障害を持つ方の手助けをしたかったので、実は、言語聴覚士を目指す前に、障害を持つこども達のための放課後等デイサービスで働いた経験があります。そのときに、言語の訓練をやりたいな、と思って言語聴覚士の資格取得を目指して専門学校にはいりました。
Q:一度社会人を体験してから、資格取得にチャレンジしようと思われたのですね。素晴らしい!小児領域から、現在の成人のリハビリテーションへと専門を切り替えたのには、何があったのでしょうか?
A:学校の実習で、(他院ですが)回復期病棟のある病院に行ったときに気持ちが変わりました。嚥下障害のある高齢者の方が訓練で食べられるようになって、「美味しい」と言っているのを目の当たりにして、食事ができるって素敵だな、と思い、現在の方向を目指すことに変更しました。
Q: 神谷病院のことはどうして興味を持ってくださったのでしょうか?
A: 神谷病院が、通っていた学校の実習先になっており、先生から勧められたのがきっかけです。見学に行った際、スタッフの方々が声をかけてくださったたり、明るく出迎えてくださって、雰囲気が良かったので、入職を決めました。
Q: 一年後にはどんな自分になっていたいですか?
A: まず、基本的なことがしっかりできるようになりたいです。また、患者様とのコミュニケーションを円滑に取れるようになりたいです。
Q: 言語聴覚士として、今後、どのようなキャリアプランを考えていますか?
A:退院された患者様が(その後)どうされているのか、在宅での様子を見てみたいと思っていて、訪問リハビリテーションにも興味があります。これからも院内の研修等にも積極的に参加して日々、勉強していきたいと思います。
明るくて優しい笑顔のKさん。お話のしかたも丁寧で柔らかく、患者様に一目で安心感を持っていただけそうな印象を受けたのですが、子供の時から人の役に立ちたいと思い、努力をされてきたと聞いて、その理由がわかりました。今後は専門分野にますます磨きをかけ、幅広く活躍されることを期待しています。
医療法人社団田島厚生会 神谷病院
人事課長 西倉(キャリアコンサルタント)
リハビリ専門職
インタビューInterview
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