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リウマチ科では、関節リウマチを中心に大学病院とも連携しながら膠原病全般にかかわる診療を行っています。膠原病は、ひとつの病気の名前ではなく、自己免疫によって複数の臓器に障害が起こる疾患の総称です。関節リウマチは膠原病の一種で全身性自己免疫疾患の中でも最も多い疾患です。これらは早期治療することが大切で、関節の張り、関節の痛みなどといった関節の症状だけでなく、目や肺、心臓、腎臓といった全身のあらゆる異常を総合的に評価した上で治療方針を決定する必要があります。
正確な診断・適切な治療を行うため、当院では、患者様ご本人への症状の聞き取りやCT検査などの画像診断、炎症の程度などを調べる血液検査、関節超音波(エコー)検査などを総合して、適切に診断する体制を整えています。
1.生物学的製剤などを含む免疫抑制剤による治療
関節リウマチと診断された場合には、一般的にはメトトレキサート(抗リウマチ薬)による薬物治療を行います。メトトレキサートはリウマチに対する第一選択薬である一方で口内炎や嘔気などの副作用もあります。患者様一人ひとりの基礎疾患や合併症も考慮し、適切な薬剤を選択します。その後、必要に応じて生物学的製剤やJAK(Janus kinase(ヤヌスキナーゼ))阻害薬による分子標的療法を行います。一部生物学的製剤は、妊娠中の方や授乳中の方でも使用でき、従来の抗リウマチ薬の使用が難しい腎臓や肝臓の数値が高い方も使用することが可能です。特に高齢の患者様の場合などは合併症も心配されますが、当院ではリウマチ科を中心に内科、整形外科など複数の診療科で連携して対応いたします。
2.整形外科との連携による手術療法
薬物療法やリハビリテーションを行っても痛みが強い場合や歩行が困難な場合など日常に支障があるときには、人工関節手術による機能再建を行うことが可能です。人工関節は、軟骨の代わりになるポリエチレンライナーが薄くて摩耗しにくいものが開発されたことにより、以前より耐用年数が延び、術後の脱臼のリスクが減っています。当院は回復期リハビリテーション病棟等の病棟機能を有しており、リウマチ患者様にとって必要な日常生活の動作をスムーズに行えるよう患者様の状態を見ながら訓練し、早期の在宅復帰を支援します。
関節リウマチ、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、ベーチェット病、若年性特発性関節炎、全身性エリテマトーデス、血管炎など
※膠原病は、現れる症状や臓器に個人差があり、それにより治療法も変わります。
下記症状は一部です。ご自身の症状とすべてが当てはまるわけでございませんので、ご了承ください。
佐々木 優李ささき ゆり
リウマチ科医師
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【整形外科】園木謙太郎医師(手の外科) → 休診
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