令和6年春に栄養士として新卒入職。幼い頃から食と栄養に興味を持ち、大学で栄養士育成コースを専攻。在学中に病態栄養学への関心を深め、病院での栄養士を志望。現在は入院患者の給食業務を担当している。
本インタビューでは、病院の栄養士として2年目を迎える新人栄養士の方に、職業選択から現在の業務、そして将来の夢までお話を伺いました。食への興味を持ち、大学での学びを経て病院栄養士としてのキャリアをスタートさせた経緯や、日々の業務での学び、そして管理栄養士資格取得への意欲など、医療現場での栄養士のお仕事について語っていただきました。
Q.栄養士を目指されたきっかけを教えていただけますか?
A.小さい頃から美味しいものが大好きで、更に「(食物を)食べると、体はどうなるのだろう?」と、食べることが体に与える影響についても関心がありました。中学校の家庭科の授業が楽しかったこともあり、高校生の頃に職業として意識し始めました。
Q.幼い頃からお料理に親しんでいらっしゃったそうですね。
A.母や、同居していた祖母の手料理のおかげで、舌が肥えている子供だったと言うか…(笑い)。また、幼稚園の頃には祖母から子供用の包丁をプレゼントしてもらい、茹でた野菜を切ることから料理のお手伝いを始めました。
Q.病院での栄養士としての仕事を選ばれた理由は?
A.大学での授業で、特殊な病気に合わせた食事療法について学び、病状によって食事制限が変わることに興味を持ちました。特に実践的な献立作成の経験を通じて、医療栄養の分野に魅力を感じるようになりました。
Q.神谷病院を選んだ理由は?
A.訪問した時に、すごく明るい感じがしたので。また、神谷病院では食べることの機能回復に力を入れていることから、患者さんに食べる意欲を持って頂くことが学べるのではないか、と思いました。
Q.一年目を振り返っていかがでしょうか?
A.大学での座学とは異なる視点や動きが求められ、新しい発見の多い一年でした。特に献立作成では、実践的な経験を積むことができました。
Q.印象に残っているできごとはありますか?
A.特殊な病気の方が緊急入院していらっしゃった時に、食べてはいけない食品があるので、他の入院患者様のメニューに沿った代替メニューを提供しようと「厚揚げの煮物」を思いついたのですが、厚揚げの在庫がなくて…頭をフル回転して、高野豆腐に変更して対応したことがありました。
Q.職場で仲の良い方はいらっしゃいますか?
A.はい。歳が近い方がいるので、時には手を動かしながらですが、業務の間にお喋りすることもあります。
Q.今後の目標についてお聞かせください。
A.管理栄養士の資格取得を目指しながら、医療の知識を更に深めていきたいと考えています。将来的には患者様への栄養指導にも携わりたいと思っています。
小さい頃のエピソードなども伺えて、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
愛情いっぱいのご家庭の中で素晴らしい食育を受けて成長したことが、自然と、栄養士のお仕事を選ぶことに繋がっていったお話に、感銘を受けました。
また、栄養士として着実に実務経験を積み重ねながら成長を続けている様子が印象的でした。特に、大学での学びと実践の違いを実感しながらも、それを新たな学びの機会として前向きに捉え、いきいきとした表情で語ってくれた笑顔が、とても眩しく感じました。
管理栄養士資格取得という具体的な目標を持ち、更なる専門性の向上を目指す意欲的な様子から、今後の活躍にも期待が高まりました。
医療法人社団田島厚生会 神谷病院
人事課長 西倉(キャリアコンサルタント)
栄養部門
インタビューInterview
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